新着情報

2021年8月11日

「白河QOL向上プロジェクト事業」 運動機能セルフチェック結果

日本は世界に先駆けて超高齢社会となりました。国民の目標は、単なる延命ではなくQOL (自立して生き生きと生活できること)を維持することに変わりました。このような背景で、白河市長の主導のもと白河QOL向上プロジェクトは開始され、昨年10月には、60~75歳の白河市民約3,600名がご参加されました。運動機能の自己チェックをしていただき、運動機能の現状がわかりました。自分でも気づかないうちに運動機能が低下していると、将来歩行やQOLが低下する可能性があります。以下に昨年度の調査にご協力いただいた皆様の運動機能セルフチェックの結果をいくつか掲載いたします。今後の調査で、「これらの運動がどれくらいできていないと将来要介護状態になってしまう危険性がどのくらい高くなるか」のようなより詳しい分析を実施していく予定です。


● うで立てふせ

  うで全体と胸の筋力を評価する運動です。

今回の結果

からだの重みを支えるために必要な主に腕全体の筋力を使う運動です。しゃがみ込んだ状態から手の支えを使って立ち上がるような場面で必要となります。女性で10回以上できた方は約10%であったように女性にとっては難しい運動です。男性では約半数の方が10回以上できておられました。


● 片足でお尻上げ

  お尻まわりの筋力を評価する運動です。

今回の結果

階段の昇り降り、椅子からの立ち上がりなどで必要となる日常生活においても重要な筋力の一つです。男性、女性ともに約半数の方が10回以上できていました。また男性と女性であまり難しさは変わらないという結果でした。


● 横を向いてお尻上げ

  お尻の横側の筋力を評価する運動です。

今回の結果

お尻の横側にある筋肉を使う運動で、歩いたり、階段の昇り降りをする際に左右へふらつかないよう安定させるために必要な筋力です。男性では10回以上できた人が約半数でしたが、女性では20~30%という結果でした。上体を支えるためにうで立てふせ腕の力も使う分、女性では難しかった方が多かったのかもしれません。


● 片足立ちの状態で足を回す

  バランス能力を評価する運動です。

今回の結果

片足立ちをしたまま浮かした足を動かすというより高度なバランス能力が必要となる運動です。例えばバスや電車の中で立っているときに、揺れに対してバランスを保つために必要となります。男性、女性とも50%以上の方が10回以上できており、高度なバランス能力は男性と女性で違いはありませんでした。


● 立ったまま靴下を両足とも履くことができる

  バランス能力を評価する運動です。

今回の結果

若いときは特に苦労することなくできたのですが、だんだん難しくなってくる代表的な日常生活上の動きの一つです。靴下に足を通すことに意識が集中することで、片足立ちの状態で支えている方の足への意識がうすくなり、バランスを崩しやすくなります。この運動は自信のある方だけに取り組んで頂きましたが、男性、女性ともに70%以上の方が両足ともできており、やはりバランス能力には男性と女性で明らかな違いはないようです。